【江戸の花子供遊び 江戸火消し 八番組】【歌川芳虎】
歌川芳虎(うたがわ よしとら)は、江戸時代末期から明治時代中期にかけて活躍した浮世絵師で、特に火消しを題材とした作品で知られています。彼の「江戸の花子供遊び 江戸火消し 八番組」は、安政5年(1858年)から万延元年(1860年)にかけて制作された錦絵の一部で、江戸町火消の「八番組」を描いたものです。この作品では、火消しの纏(まとい)を持つ人物が描かれ、纏のデザインや火消しの装束が詳細に表現されています。当時、火事場の絵は幕府の禁制とされていたため、子供遊びとしての題材が選ばれました。このシリーズは、江戸時代の火消しの姿や風俗を知る貴重な資料として評価されています。
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