ヴィンテージ鉄道写真 No.018 蒸気機関車 D5090 国鉄 直方駅にて (ナンバー/白い文字)

福岡県直方市に位置する直方駅は、1891年(明治24年)8月30日に筑豊興業鉄道によって開設され、その後石炭輸送の拠点駅とするために拡張されて行きました。全盛期は13本の仕分け線が設けられ、昼夜を分かたず列車を送り出す作業が行われていたそうです。しかし、戦後は石炭輸送が減少し、直方駅の作業も縮小され、1984年(昭和59年)貨物取り扱いが廃止されました。

この写真は1970年(昭和45年)に、直方駅にて撮影された物ですので、まだ貨物駅として活躍していた時代ですね。

現在はJR九州の筑豊本線と、平成筑豊鉄道の伊田線が乗り入れております。

D50形蒸気機関車は、国鉄の貨物用テンダー式蒸気機関車の1形式で、最初は9900形と呼ばれていましたが、1928年にD50形と形式変更されました。スポーク型の動輪が、古い時代の車輌という感じがいたしますね。尚、私は初耳ですが、鉄道の現場を中心にデコマル、またはデゴレの愛称があったそうです。
(*´з`) SLは奥が深い～❤

D50は多くがD60に改造されたため、撮影された70年代当時は、かなり珍しい車両だったと聞いております。

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